食べられるまでの期間が違う

岩牡蠣は日本の固有種。

日本での真牡蠣はほぼ100%養殖で水深から56mあたりで育てるのに対し、天然の岩牡蠣は水深510mの深い場所をメインに生息している。牡蠣のエサであるプランクトンは海面から5mあたりが多く、岩牡蠣の生息する水深の深い場所にはエサが少ないため成長するのに年月が必要で、天然の岩牡蠣は食べられるまで最低でも3年、長い場合は7年を要する

一方、養殖の真牡蠣は12年で食べることができる

 

旬の長さが違う

 主な放卵期が6月~7月の真牡蠣は海が白く染まるほど一斉に放卵するのに対し

岩牡蠣は711にかけて少しずつ放卵する。

旬自体はどちらも大きく変わらないが、放卵のタイミングが遅いことで岩牡蠣はお盆あたりまで良い状態でいただくことができる。「岩牡蠣」は夏が旬。大きくてジューシーな味

岩牡蠣の旬は夏で、水揚げ時期は6月~9月のおよそ3ヶ月間です。岩牡蠣は産卵期の数ヶ月を時間をかけてゆっくり産卵するため、水温が高い夏の間でも味が落ちることがなく出荷することができます。

また岩牡蠣は時間をかけて成長するため、殻と身が非常に大きく育ちます。真牡蠣に比べ、大きさも厚みもあり、見た目で明らかに分かるほどのボリュームです。岩牡蠣の味はその大きさ所以、繊細でジューシーな味わいが特徴です。また岩牡蠣には「天然もの」と「養殖もの」が存在するのも特徴のひとつです。